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今日はどんなことがあるのかなあ~
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ブログやメールのやり取りの中で、色々と考えることがあります。今日は私に『愛すること』を教えてくれた人の話です(長くなりますが、よければ読んでください)。

大学時代。地方から大阪に出て、親しく付き合う人もなく、下宿と学校と部室(社会福祉同好会)の3点を行き来するだけの日々。
その頃の私と言えば、チビでデブでブスで頭もよくなくて… コンプレックスの塊で、自分が嫌いでした。それでも一応お年頃だから、人並みにおしゃれもしてみたいし、男性とのお付き合いもしたい。だけどコンプレックスが邪魔して、素直になれませんでした。

そんな時、クラブの活動の一環として、地元の老人施設に一週間の研修に行きました。一週間という短い期間なので、土日の休みもなく、朝から夕方まで施設の方と一緒になって、オムツ替えやら食事の世話、入浴介助などをしていました。
そんな中で一人のおばあちゃんと出会いました。神戸の施設から、こちらに転院されてきて一人ぼっち。リュウマチで手足の関節が曲がり、眼球も少し飛び出していました。

でもとても明るくて、私のことをかわいがってくださいました。休憩時間になると、いつも彼女のところに行って、いろんな話をしました。彼女は私のことを「好きですよ」といつも言ってくださいました。
「好き」という言葉で、その頃は男女の恋愛くらいしか思い浮かびませんでした。その他には親子の愛、友情… 自分の周りの狭い範囲内での「愛」しか考えられませんでした。
彼女と話すようになって、また違った「愛」が存在することを知りました。男女でもない、親子でも友だちでもない。人として、人間として尊敬し「愛する」ということ。

彼女にもっと私を好きになってもらいたい。どうしたら好きになってもらえるのだろう………
色々考えた時、ふと気付きました。どうして彼女は「私」を好きになったんだろう。どうして私は「私」が嫌いなんだろう。どうして私が嫌いな「私」を彼女は好きなんだろう。どうして彼女が好きな「私」を私は嫌いなんだろう…………
自分のことを好きになろうと思いました。いい所も悪い所も、みんなひっくるめて私なのだから、そんな私を好きになろうと思いました。自分が好きでいられる「私」になろうと思いました。

そう考えるようになったら、私変わったんですよ。素直に甘えられるようになったし、笑っていられるようになった。人のことが大好きになった。そういう人たちと一緒にいる自分が大好きになった。
「自分が一番大事」なんて言うと、とんでもない自惚れ屋に聞こえるでしょうね。でも、自分を本当に大切にしていなければ、他人を受け止めてあげることはできないと思います。

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